明日への挑戦

2010年08月05日
山口市徳地新規就農者技術習得支援施設「チャレンジ農場」研修生


イチゴハウスで育苗管理する下田さん

 東京で生まれ育ちサラリーマン生活から30代で自分の転機を模索していた下田茂貴さん(37)と妻の美紀さん(39)は、昨年東京で開かれた「新・農業人フェアーin東京会場」の就農相談会がきっかけで、今年4月から山口市徳地地域で2年後のイチゴ栽培農家を目指し研修中。茂貴さんは、4月から2年間山口市徳地新規就農者技術習得支援施設「チャレンジ農場」でイチゴとピーマン、徳地の特産ヤマノイモの栽培技術の習得に挑戦する。美紀さんは県立農業大学校の就農支援塾生で県農業の担い手として作物の基礎知識を学んでいる。最近大型特殊の免許を取得した。茂貴さんは「妻も農業が好きで後押ししてくれる」「農業は一生の仕事で、定年がない。怠けると自分に責任が返ってくる」と、今までと違う環境に魅力を感じる。研修中は行政や県担い手協から生活面での支援を、立ち上げ時にはJAから施設ハウスや共販で支援を受ける。「当初は高設イチゴ栽培を20アールから始め将来は、地域農業の担い手として貢献したい」「不安もあるが、やる気は十分ある。チャレンジ農場の先輩から実践活動を学んで頑張りたい」と笑顔で話す。
 
 現在、農場内のイチゴハウスで定植から育苗管理の技術を習得中。品種トヨノカ、サチノカの親苗から何倍もの苗を育てる。今年は低温など地球温暖化の影響で例年と違う天候が続く。「植物は生き物で元気のない植物の変化に気付かない場合もある」と、植物が成長する環境を作る仕事に生き甲斐を感じる。
 
 夫婦は農場のチャレンジ寮に入り、夜はその日の研修について情報交換する。イチゴ苗の採り方や農作業の様子などお互いに意見を出し合い、励まし合うことで相乗効果も生まれる。
 
 イチゴは価格に変動のない作物だが、今は厳しい状況。このため「販売では自分のブランド名を選んでもらえるよう心掛け、地域の農家から認められるイチゴづくりに専念したい」と、夫婦は夢を膨らませる。

このページの先頭へ