明日への挑戦

2010年11月09日

夫婦で仲良く農作業!/中尾満良・和子夫妻


キャベツ畑を背景に中尾夫妻

 【山口】水稲180アール、キャベツ250アール、ニンジン70アール、タマネギ80アール、タマネギの苗40アールと多角的に農業を営むのは山口市秋穂二島の中尾満良さん(62)、和子さん(61)夫妻。日照条件が良く野菜が育つのに適した「幸崎干拓」で作られる野菜は味が良いと評判だ。中でも「ニンジン嫌いな人でも食べたら好きになった」というニンジンが自慢で、これからも夫妻仲良く農作業に精を出す。
 
 JA山口中央ニンジン部会長も務める中尾満良さんは昭和42年に就農し、現在まで農業一筋の大ベテランだ。これまで様々な農産物を育ててきており、同地区でもナンバー1、2を争う広い耕地面積を持つ。天候に悩まされることが多く、畑が冠水したりと大変な経験もしたが、農業にはそれに勝る充実感・やりがいもあると夫婦仲良く話す姿はほほえましいものがあった。今後、産地を守るため、地域の人と協力して後継者育成の検討も行っていく。
 
 中尾満良さんは「現在様々な流通方法があるが、私はJAの共販を通して地産・地消を進めていきたい。大きな産地と比べると経営規模は小さいが、安全・安心で美味しいものをこれからも地元の方に届けたい」と話した。
 
 藤田さんは「農業情勢・情報について見聞を広めることも大事だが、先ずは地産地消など地元農業の振興に目を向けることが大切。安心・安全な農産物を作り出し、厳しさ、楽しさを含め農業の魅力をアピールしていきたい」とこれからの農業について話した。

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