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2010年02月17日

岩国産わさび出荷目合わせ会


サンプルを用いて目合わせをする部員

 【山口】JA山口東わさび部会は29日、岩国市錦町のわさび集荷場で岩国産わさび出荷目合わせ会を開らいた。部員ら45人が参加し、サンプルを用いて出荷規格や調整方法の確認と栽培方法について意見交換した。出荷目合わせ会後、花わさびと葉わさび133袋を京都や大阪、岩国市場へ初出荷した。
 
 今年は葉の生育は昨年並みで、この時期は花わさびの出荷が始まり、春の訪れを告げる野菜として、関西地区の料亭などからの需要があるという。目合わせ会ではサンプルを手にJAと行政の職員が出荷基準など説明したほか、防除対策やわさび冬季管理では温度管理の徹底を呼び掛けた。
 
 岩国市内の栽培面積は15ヘクタール、出荷量約18トン、農協共販を通じ花茎は1月下旬~4月、加工用茎葉などは4月~6月にかけて関西市場を中心に漬物など原材料として加工業者に出荷する。
 
 部員の一人は「不況の影響で価格が心配されるが、販売が伸びるよう消費者の身になって栽培したい」と、話す。JAの担当者は「年末の寒さで生育は遅れたが、2月に入り天候も回復し昨年並みになった。高齢化も進み収穫調整が心配されるが、JA営農塾『わさびコース』元塾生らの頑張りに期待したい」と話す。

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