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2010年06月08日
家畜伝染病・口蹄疫の感染拡大予防に取り組む山口県の畜産農家


牛舎で簡易消毒を徹底して行う田上さん

 宮崎県で家畜伝染病・口蹄疫被害の深刻な事態が続く中、山口県内の家畜市場も感染拡大防止のため5月から休止するとともに、畜産農家では簡易消毒に取り組んでいる。生産牛や子牛が出荷できず餌代など畜産農家の経営に影響が出始めている。下関市豊北町で肉用牛を飼育する田上達成さん(76)は、今行政の指導で感染予防対策として牛舎の入口に消石灰と塩素系の消毒液を置き簡易消毒を念入りに行っている。地域の大規模畜産農家は出入りする全車の消毒に真剣に取り組んでいるという。
 
 田上さんは「九州からの感染を食い止めるには関門付近で全車を消毒するぐらいの防止策を取ってほしい」「県内全ての畜産農家に統一した消毒方法で個別に指導し、確認の調査まで徹底して感染を防ぐ必要がある」と、危機感を募らせる。畜産農家から成牛の出荷や子牛は一年経過すると安くなるため家畜市場の早い開催が望まれるが、当面宮崎県のワクチン注射の効果など感染が終息するまで徹底した防疫体制はやむを得ない状況である。また一旦口蹄疫が発生すると甚大な被害が心配されることから融資や補償などの整備も求められる。これに伴い県は27日口蹄疫対策で畜産農家の経営支援に緊急融資を行うと発表した。

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