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2012年03月13日

「生涯現役」を目指して/JA山口宇部女性部船木支部 魚次末子さん(第54回全国家の光大会 審査委員会特別賞受賞)


「生涯現役」を目指す魚次さん(家の光大会での受賞を支所で祝われた時)

  JA山口宇部女性部船木支部の魚次末子さん(87)は、1924年(大正13年)4月24日生まれ、現役女性部(エルダー部会)員である。

 

 20歳代前半から「家の光」の購読をはじめ、今年で縁は67年になる。「家の光」家計簿の記帳は、姑から家計を引き継いで以来、50年を超える。魚次さんと共に生き抜いてきたこの家計簿が、今では自身の宝物となっている。

 

 名古屋市で2月8日に開かれた第54回全国家の光大会では、「家の光」記事活用体験発表に県代表として出場し「審査委員会特別賞」に輝いた。仲間との生産活動や食農教育の取り組みが評価され、審査委員の総意で受賞が決まった。

 

 魚次さんの元気の源には、人との触れ合いがある。詩吟、銭太鼓、華道、手芸、グラウンドゴルフ、ひょうたん合奏など多岐にわたる趣味を通し、人と接し、語り合う。これらの趣味や女性部活動を継続し、やってこれた背景には、夫の理解、助けがあったためと魚次さんは話す。

 

 昨年秋、ご主人が亡くなったときも「人の言葉や人肌の温かみがどんなに心を満たしてくれたことだろうか」と人と人との結びつきを実感する。

 

 魚次さんは、若い人との触れ合いも大切に考える。「若い人は仕事などで会合や行事などに参加する人が少ない。まずは、みんなが楽しんでもらえるようなイベントや人が接する場をつくり、心をひとつにして街が発展していけたらいい。そのためにもどんどん人を引っ張っていく若いリーダーを育てていきたい」と4月に米寿を迎える今なおその意欲を見せる。

 

 魚次さんは、今後も「生涯現役」を目指し、自身の活動や後継者の育成に向け活動続けていく。

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