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2010年03月09日

「美しい三(み)蒲(がま)を創る会」が竹伐採跡地で「第4回植樹祭」


担任の援助で苗を植え付ける児童ら

 【山口】ミカン畑を覆う繁茂竹林を広葉樹の森の再生活動に取り組む周防大島町の竹林ボランティアグループ「美しい三蒲を創る会」は3月5日、三蒲の繁茂竹林伐採跡地『記念の森』にソメイヨシノ、クヌギやツバキを45本植え付けた。同会が「緑と水の森林基金」事業を活用し、地域再生のモデルとして輪を広げる。

 同会やNPO法人周防大島ふるさとづくりのん太の会、自元住民、保育園児、小学生ら200人が参加。作業終了後、参加者に自元住民が作った瀬戸貝の炊き込みごはんと汁、明日葉茶が振る舞われ、参加者らは海に面した再生地を眺め景観の美しさを感じていた。植え付けは、急な斜面に沿って、苗を埋めて足で踏み固めたり、乾燥を防ぐため、落葉を覆っていた。児童らは2,3人がグループになり担任の援助を受けながら植え付けた。

 「美しい三蒲を創る会」はミカン畑に竹が浸入し、高齢化とともに竹林が拡大するため、三蒲の美しい風景を守ろうと2005年に結成されたボランティアグループ。

同会の吉兼洋一会長は「国道から海を見ようと地域の協力を得て5年かけて再生できた。大島大橋までの国道沿いに桜を植えて、三蒲の景観を守りたい」と、意気込みを語った。

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