明日への挑戦

2010年11月26日

こだわりをもって肥育一筋/大野健作さん


牛を可愛がる大野健作さん

 長門市三隅にある「OK牧場」で約110頭の和牛を肥育する大野健作さん(35)は、肥育一筋の畜産農家だ。
 
 農高・農大で畜産を勉強し、佐賀県で1年間研修、その後、親子で山を切り開き3年かけて現在使用している牛舎2棟を完成させた。また、導入する子牛にもこだわっており、品質を一定に保つため、実際に自分の目で見極めた黒毛和牛の去勢を導入している。丹精込めて育てあげた肉は評価も高く、平成13年にはやまぐち和牛共励会の最優秀賞を受賞した。また、今年長門市で「長州ながと和牛」というブランドが生まれたことで、大野さんの生産意欲は増している。
 
 このように仕事にストイックな姿勢を見せる大野さんは、現在、山口県農協青壮年組織協議会で盟友らと共に山口県農業の振興にも一役かっている。様々な活動で心を通じ合わせた県内・県外の仲間は、大野さんの農業人生にとってかけがえのないものだ。

 今後について尋ねると「肥育はとても楽しく牛は見ていて飽きないので今後もがんばっていきたい。牛を一緒に可愛がってくれる奥さんがほしいなぁ」と笑顔で話した。

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