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2011年01月05日
「今年の抱負」山口県農業協同組合中央会会長 山本伸雄


山口県農業協同組合中央会 山本伸雄会長

 新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中はJAの各事業に対しまして格別のご高配をいただき、厚くお礼申し上げます。

 さて、米国発の金融危機に端を発した世界的な景気悪化は、一時、持ち直しが見られたものの米国雇用情勢の悪化等を受け、先行き不安が拡大しており、日本国内でも急激な円高株安の進行や雇用情勢の悪化など不安定な状況が続いております。

 また、環太平洋経済連携協定(TPP)については、政府は参加・不参加の判断を今年の6月まで先送りしつつも、関係国との協議を開始するとの基本方針を表明しています。これは、わが国の食糧安全保障等、国を維持する基本的問題であり、全国民の合意が前提であると考えております。TPPへの交渉参加を阻止する運動とともに、今後も農業が果たしている役割について理解と支持を得ながら、新たな農産物貿易ルールの確立を目指した取り組みを進めてまいります。

 さらに米をめぐる情勢については、当初見通しを上回る需要の冷え込みにより、大幅な需給ギャップが生じていることから全国的に価格が低迷しており、厳しい状況が続くことが予想され、戸別所得補償がモデル的に実施される中で、JAグループによる需給改善の取組みとともに、備蓄水準の上積みなど過剰米に対する的確な対応が必要であります。

 このような状況のなか、本県の農業においては、これまで地域農業を支える担い手の確保・育成や需要に応じた売れるモノづくり、地産・地消の推進、次世代を担う子どもたちへの食農教育等に取り組んでおり、農地の有効活用や営農指導・担い手への対応強化を通じて、農業所得の増大と食料自給率の向上に取り組んでいきます。

 JAグループ山口では、JA大会で決議しました「農業の復権」「地域の再生」「JA経営の変革」の基本姿勢のもと、新たな協同の創造に向け、JAの置かれた環境や地域特性を踏まえ、地域農業戦略の見直しをはじめ経営戦略・中期計画等を策定し、JAの総合力を発揮できるよう役職員が一丸となって全力で取り組んでまいる所存であります。

 どうか本年も組合員ならびに地域の皆様にとって、幸多き年になりますようご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

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